夢中で写真をリサイズしてたらこんな時間・・・。
でもそのリサイズの時間ですら楽しくてしょうがない。
( ゚,_ゝ゚)ップ
今日もいってみよっ♪
長い長いお付き合いになるかと思いますが、最後まで見ていただけると嬉しいなぁ・・・♡


佐渡の観光スポットとして、抑えておきたいのがこちら。
何度も訪問させてもらっても、いまだにそのスケール感に圧倒されます。
ジブリをリアルに味わえるともいえる景観。
採取した金銀を鉱石を分けるための場所で金銀の応用を世界的に実用化に成功したといわれてます。
早めの時間帯がおすすめです。笑
(きれいな思い出の写真がとれますよ♡)


さて!!
今回の観光スポットメインは、佐渡の天然杉 です!
実は・・・二年前に訪問させてもらったのですが、
なんと、、あろうことかカメラの電池切れ。(ちーん)
でももう一度じっくり行きたい場所でもあったのがこの天然杉でした。
そのくらい素敵な場所だったので、こちらも観光スポットにぜひ!!という場所です。
(このような話をすると先が長くなるので・・・割愛・・・笑)
大佐渡石名天然杉までどうやって行くのかといえば、
新潟港から両津港へ向かい、そこから車で20分ほど走らせ、「和木」に到着します。
その和木からトレッキングルートまで徒歩で向かう「県有林作業道入口」まで車で30分。
この作業道入口からは徒歩でないといけないので、20分歩くといよいよトレッキングルートに入れます。

県有林作業道入口のところにある三本の杉。
先のとがった杉はいわば若者。真ん中のくるっと丸くなったものは年配。
そう覚えるとわかりやすいのではないでしょうか。
ちなみに向かって右の半分しかない杉は、左から風が吹くため枝がないようです。

(県有林作業道)
ガイドさんに説明を受けながらいよいよトレッキングルートまで向かいますよ~。
すでに森林浴って感じです。笑

ここは人が手をつけてない原生林に近い森。
山が4層になっていて、生物がすみ分けしている熟成された森です。
高い木は針葉樹林。大型の鳥のトキ、タカ、トンビなどが生息してます。
中間の木は広葉樹林。小鳥のキツツキなどが生息してます。
人間の高さくらいの低い木には、セミや昆虫類など、足元の草花にはモグラなどが生息します。
うまく山が循環している証拠。
本州にはなかなかないと言われているのですが、なぜ佐渡にはあるのでしょう?
実は佐渡には、
イノシシ、サル、シカ、クマがいません。
唯一四つ足でいるのは夜行性のサドノウサギ。
本州のウサギとは少し違い、耳が少し短くて後ろ足が雪に埋まらないように長いのが特徴です。
タヌキやテンが佐渡にはいるのですが、佐渡金山が栄えていたときに人間がもってきたもの。
皮をはいで金山を製錬するのに炭をおこすのに利用してました。
佐渡ではタヌキのことを「とんちぼ」というそうです。かわいい。笑

世界に日本の杉はありません。
北緯40度あたりのアルプス山脈、ヒマラヤ山脈、ロッキー山脈に杉はあります。
日本の杉とどうちがうのでしょうか?

世界の杉はクリスマスツリーをイメージするとちくちくしてます。
でも、日本の杉は葉の先端が内側にまがっているため、全く痛くないんです。
そして非常に香りが良いのが特徴です。

山には山野草もたくさんいます。
実はここに・・・三大毒素とも言われる「トリカブト」が生えてます。
(がっつり枯れてるのがそう、笑)
ヨモギの葉にも似てると言われ、ソラマメみたいな実が8月ごろに紫色のきれいな花を咲かせます。
根に毒素をもっていて、神経系の毒で臓器等が止まるというこわい~~もの。
事件などもありましたよね・・・なんてお話を聞きながら、、、

急に景色のきれいなところにできました!!
右は、両津港側の新潟本土。

左は、日本海側で三角に岩山は大野亀です。(後で出てくるよ~)

そんなこんなでゆるりと20分ほど歩いていよいよ、遊歩道入口へ!!

この遊歩道入口から出口まで、
1周約800m。約60分のトレッキングルートがスタートします。

ワクワク・・・楽しみなトレッキング。
焦らずにゆっくり空気を吸いながら、香りを楽しみながらあるくのがよいそうです。

杉の木から違う木がついてます。
着生と呼ばれるもので、杉の根を土台にして自分の根を張って生きるという力強い生命力。
口が切り株も盛の生態系に一役買ってます。

大佐渡石名天然杉には5つの特徴ある杉があります。
(もちろんこのほかにもたくさんあるんですが)
一番はじめに出会うのが 象牙杉 。
(胸高9.6m 樹高18m)

枝が曲がっているのは雪や風の影響。
注意深くみると、みんな右巻き。時計回りになってます。
風の向きを一緒に回ってる?のではないかという説があります。

しばらく歩くと、
次の出会う杉が 四天王杉 。
(胸高12.6m 樹高21m)

中央の後ろに1本、この角度からだと若干隠れ気味。笑
4本の木でできてる杉で、
親が枝を伸ばし、子(左)が枝を伸ばし、親と子の間に孫が伸びるという、
人間を同じように生きているんだなぁと思うのです。
この杉で推定500年ほど。

杉の木は水分の多いところが好き。逆に水分が多くないと育てないもの。
佐渡はそんなに水分が多い土地ではないのです。
でも、日本海から湿った空気が上空に上がり、1000m級の山にぶち当たります。
それが霧になって、言わば霧が育てた杉といえるのが佐渡の天然杉です。

ただ、、ちょっと心配な点が。
ぽっかり間が空いているところは、以前ナラの木があったのです。
切ってしまったナラは日陰をつくってくれてました。
佐渡の杉はこの先、育ってくれるのかな・・・?
とガイドさんがおっしゃってました。
(頑張ってー!!!)

天然杉の切り株。
150年くらいのものだと思われ、年輪一つでその年代が分かると言われてますよね。
よく太ったほうが南という説があるのですが、
それをうのみにできない点もあるようです。

針葉樹林は斜面に向かって下に育ち、
広葉樹林は斜面に向かって上に育つといわれます。
が、、、
植物を知らない
針葉樹林とか、広葉樹林すら区別がつかない・・・w
迷ったときにどうすればいいか。
とりあえず落ち着き、見晴らしのよい高いところに上がる。
頼りになるのは自分だよ。と。教えていただきました。笑

雪の重みで枝が折れ曲がるも、強く生きる、育つ杉をみていると、
生きる力ってすごいと杉から教えてもらいます。

私たちの大事な木。キハダ。
今は化学薬品もありますが、赤痢やチフス、コレラの病気になったときにお世話になる薬です。
解毒作用のあるキハダの皮を煎じて飲みます。今でも漢方には使われてます。

しばらく歩くと、
次に出会うのが、 大黒杉 。
(胸高3.5m 樹高19m)

雪の重みで45℃くらいに傾いてしまってます。

そして枝の異常な多さ。笑
このあたりは5、6mの雪が積もります。
雪の重みで傾いたこともあるし、
雪が積もって枝が折れてしまうので、折れてもいいようにできる限り枝をつけるようになってる。
自然への対応力の良さに驚かされます。
4mを境に、
下はゴツゴツしてて、上はくの字に曲がっているのが目にとまります。
これはなぜなんだろう??

切り倒した気を運ぶ林業架線の作業の支柱となっていたことが分かります。
ゴツゴツのところにロープが巻き付けられ、傷つけられ、この力が杉は強張り、くの字に曲がってしまった。
そして、修復した後ではないかと。
歴史も教えてくれる杉の木でした。

ところどころにある大きな空間には、
いくつもの良質な天然杉があったのではないでしょうか。

雨宿りの杉 と言われてるぽっかり下に穴が開く杉に出会います。
山で嵐がきたときにこの杉に入り、
薪を起こし、嵐が過ぎるのを待ったとされています。

大人が小さくなって入れるくらいの穴、みっけ。笑

ガイドさんが大事にする木にも出会います。
皮はつるつる。
杉、自らが修復したと思われます。

コブのようなものがある木。
大黒杉のワイヤーロープがこの杉の木にかかっていたのではないかと。
それほど太くない杉に思えるのですが、
なぜそんなに頑張れちゃったのかな?

先に進んで振り返ると、
ぽっかり空いてるいる場所に、実は親の杉の木があったのです。
杉は冬に冬眠をします。切るには冬が適しているとされ、親は当時切られてしまいました。
その切った根から生まれた子の杉。
頑張ってしっかりと育ってくれた子の杉。良太郎と呼んでいるそうです。笑

杉ではない木にも出会います。
佐渡ではアテビ(和名:ヒノキアスナロ)。
ヒノキの変わりに当てても良いくらいの材です。
佐渡の木と言われ、殺菌効果があるそうです。
歩きながら、
森の音を聞き、森林の香りフィットチットを吸い、気持ちがよくなる森林浴。

次に出会うのが、 家族杉 。
(胸高6.3m 樹高16m)
パッと見、4本しかないように思えるんですが、違うんです。

厳しくて過酷な環境。
一人で育つには大変だけど、一本一本が寄りかたまれば、
過酷な環境も乗り越えられる、耐えられるというのを教えてくれる、
家族を象徴する杉と言われ、命名されました。

隠れていた5本のうちの1本。
明らかにDNAが違う木なんです。
お婿さん!?なんて話をお聞きする。笑
たまたま実が落ちて枝を使ったものではないかと言われてます。

最後に出会うのが、 羽衣杉 。
(胸高6.2m 樹高18m)

これはお母さんの杉。
このお母さん杉、一世一代の大仕事中でございます。笑

天然杉の親は枝を伸ばせるだけ伸ばします。
太陽の届くところまでぐいぐいと上に立ち上がります。

その枝は地面について、そこから根がつく。

その枝から養分をとれるようになると、
親離れを子がして独り立ちして、人間でいうへその緒がとれて離れていきます。
何十年、何百年の月日が経って、この状態になる。
長い長い歴史の杉の木。

この道を抜けたら目の前に海と山が見えます。
遊歩道出口に到着です!!
ここで、お弁当食べるのが最高!!笑
というのが分かるほど、みなさんお弁当食べてました。
そして島の方たちに果物やお漬物いただきました♡

右を見れば海。

左を見れば山。
そしておいしい空気にお弁当。最高!!笑

ドンデン縦走路を歩いて、遊歩道に入る前の県有林作業道に向かいます。
ここは滑りやすいので注意ね!!

最後に、この木に出会いましょう。
山の物語。
この杉の木に何やらいたずらをした人間がいるようです。(やっちゃだめよw)
50年ほどたっているといわれてますが、
木に文字が彫ってあります。
カタカナで「ヤヘ」。
(見える?)
山の仕事をしていた老人に聞いてみたそうです。
「これは、ラブレターだ」
山で仕事をしていた若者に大好きな女性がいて、その女性も若者が好きでした。
その名は「やえ」さん。

登山道をやえさんは歩き、山で会う。
これを見て、やえさんは喜んでいたという佐渡の山のお話。
そのやえさん。
どんな人だったでしょう?

19、20歳の現存しているおばあちゃんもいらっしゃるといわれる女性たち。
野良仕事一本で、化粧もせず美しい。
身なりの手元も足元もきちんとしていて、
見習うのがよろしいかと思います。
と、教えを受けました。
(はい、)笑

ドンデン縦走路の終わり~!
大佐渡石名天然杉のトレッキング、お疲れ様でした!!!
ヽ(〃´∀`〃)ノ
トレッキングが終わったら、
ぐるっと上にあがり、車で走らせます~。

たくさんの美しい景色を見て、

海府大橋についたら、

ビックリしながら?渡ってみましょう!!

素晴らしい海の景色に出会えます。

海風が心地よく、息を思いっきり吸って!!!

次の向かうは、
海府北部の 大野亀 !!
6月ごろにカンゾウ祭りがあるほど、
大野亀とカンゾウは強いつながりがあります。
黄色の絨毯が見れる大野亀も訪れたい季節の一つです。

ここは下にも降りれるんですが、、、今回は断念。
左右から波が押し寄せるという不思議な場所。ここでしかない場所。^^

綺麗すぎる海も一緒に見ることができます。
長々とお付き合いありがとうございました!
佐渡の魅力は計り知れない!と思うのです。
((´∀`))
みなさんよい1日を~~!☆
今日もありがとうございます♪





スマホでみると何ページかな?^^;;;笑